■『復讐執行TRPG 瞳逸らさぬイリスベイン』の世界
貴方は喪った。
穏やかな日常、長年の恋人、夢――
貴方の大切なものは、その手から零れ落ちた。
この世界には、超常的な力によって、
願望を叶えられる「掌握者」たちがいる。
彼らが何かを求めるたび、その代償として、
持たざる人々は奪われ続けているのだ。
そして、貴方は「復讐者」となった。
復讐を果たしても、何も変わることはない。
それでも、強く願い続けられるのなら──
その想いは弾丸となり、きっと標的を堕とすだろう。
迷うときは、喪った痛みを思い出せ。
■ゲームの仕様
①遊ぶ人数
進行役(ゲームマスター)ひとり、プレイヤー1~3人の協力型のゲームです。
プレイヤー1人でも、しっかり楽しむことができるバランスになっています。
※本作では進行役・ゲームマスターをGMと略します。
GMは奇跡の力で願いを叶え続ける「掌握者」を。
プレイヤーは掌握者の願いの影響で大切なものを喪った「復讐者」を作成し、ロールプレイします。
本作では、はじめに復讐対象である掌握者の基本的な情報、そしてクライマックスとなる戦闘までの概要がすべて公開可能です。
プレイヤーは、この情報をもとに、それぞれが望む物語をしっかり相談しながら、復讐者を作成しましょう!
なお、敵である掌握者もまた、重要なキャラクターです。
舞台装置や、単なるやられ役ではなく、セッションを通じた重要人物として、復讐者同様に描かれることで、それぞれの復讐の物語が深みを増すことでしょう。
最高の復讐劇と、その結末を、参加者全員で目指してください。
②プレイ時間の目安
対面や通話で遊ぶ場合、準備も含め3~5時間ほどかかります。
文章のみで遊ぶ場合、その2~3倍はかかることを想定しましょう。
プレイ時間は、セッションの盛り上がり具合で変わるものなので、目安としてとらえてくださいね。
③用意するもの
・6面ダイス ひとり5~7個ほど
うち、ひとつは自分のキャラクターを表す「コマ」として使用します。
※ダイスを振る機能がついているアプリや、オンラインセッションツールを使用する場合、この準備は不要です。
・『瞳逸らさぬイリスベイン』ひとり1冊
このゲームを初めて遊ぶ方と一緒に遊ぶ場合、あなたがGMとしてちゃんとサポートしてあげるなら、相手がこの本を持っていなくてもOKです。
・シート類
プレイヤー用の「キャラクターシート」(ひとり1枚)
GM用の「エネミーシート」
戦闘の舞台となる「掌握領域マップ」
自分だけのルールまとめが作れる「行動管理シート」(使用は任意)
それぞれダウンロードページからPDFで入手可能です。
オンラインで遊ぶ場合は、全員が同時に見えるところにシートの内容を記載するなど、遊びやすい方法を試してみてください。
・シナリオとエネミー
ゲームを遊ぶには、物語の基礎となるシナリオ、復讐相手となるエネミー(掌握者)、そしてエネミーの力の及ぶ範囲である掌握領域のデータの準備が必要です。
本作には2本のシナリオと領域のデータが掲載されており、ダウンロードページからPDFで入手できます!